向精神薬について

覚醒剤(かくせいざい)や麻薬(まやく)、大麻(たいま)等(など)を除き(のぞき)、中枢神経(ちゅうすうしんけい)に作用(さよう)し精神(せいしん)状態(じょうたい)に影響(えいきょう)を及ぼす(およぼす)薬物(やくぶつ)を総称(そうしょう)して「向精神薬(こうせいしんやく)」と呼び(よび)ます。元来(がんらい)は不眠(ふみん)やイライラの解消(かいしょう)の為(ため)に使用(しよう)する薬(くすり)であり、その大半(たいはん)は医薬品(いやくひん)として出回っ(でまわっ)ています。鎮静剤(ちんせいざい)や催眠剤(さいみんざい)、精神(せいしん)安定剤(あんていざい)等(など)が向精神薬(こうせいしんやく)で、これらを服用(ふくよう)するには医師(いし)の処方箋(しょほうせん)が必要(ひつよう)とされています。ひとつずつもう少し(もうすこし)詳しく(くわしく)みてみましょう。鎮静剤(ちんせいざい)は乱用(らんよう)すると一時的(いちじてき)にハイテンションになり、言葉(ことば)は舌(した)がもつれうまく話せ(はなせ)ません。足元(あしもと)がふらつきしっかり歩け(あるけ)ないなどの症状(しょうじょう)もあり、継続(けいぞく)して使用(しよう)するとわずかな量(りょう)では段々(だんだん)と効果(こうか)が薄く(うすく)なり徐々に(じょじょに)摂取量(せっしゅりょう)が増え(ふえ)ていきます。依存性(いぞんせい)があり、急に(きゅうに)服用(ふくよう)を止める(とめる)と不安感(ふあんかん)や不眠(ふみん)、痙攣(けいれん)等(など)が禁断症状(きんだんしょうじょう)として表れ(あらわれ)、多量(たりょう)に服用(ふくよう)すると死亡(しぼう)する場合(ばあい)もあります。催眠剤(さいみんざい)は作用(さよう)している間(あいだ)の行動(こうどう)が記憶(きおく)に残らず(のこらず)夢(ゆめ)の中(なか)で行動(こうどう)しているような感覚(かんかく)を覚え(おぼえ)ます。さらに乱用(らんよう)する事(こと)により眠ら(ねむら)なくても普段通り(ふだんどおり)の生活(せいかつ)を行う(おこなう)事(こと)ができます。多用(たよう)すると脳(のう)の呼吸(こきゅう)中枢(ちゅうすう)が破壊(はかい)され死亡(しぼう)する可能性(かのうせい)があります。またアルコールと併せて(あわせて)摂取(せっしゅ)するととても強い(つよい)抑制(よくせい)作用(さよう)が起こり(おこり)、昏睡(こんすい)状態(じょうたい)に陥っ(おちいっ)たり最悪(さいあく)は死亡(しぼう)する危険性(きけんせい)もあります。精神(せいしん)安定剤(あんていざい)は服用(ふくよう)を必要(ひつよう)としない正常(せいじょう)な状態(じょうたい)にある人(あるひと)が乱用(らんよう)するとショック状態(じょうたい)や言語(げんご)不能(ふのう)等(など)の症状(しょうじょう)が起こる(おこる)場合(ばあい)があります。またひどい時(とき)には全身(ぜんしん)の筋肉(きんにく)がまともに動か(うごか)なくなる事(こと)さえあります。

覚醒剤や麻薬、大麻等を除き、中枢神経に作用し精神状態に影響を及ぼす薬物を総称して「向精神薬」と呼びます。